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継続はちからなり
こんにちは。首都圏南支店の山口です。
朝晩はかなり冷え込む季節となり一段と朝起きられない病をこじらせている私ですが、皆様はスカッと目覚めていますか?色んな寝起きの体操がありますが、知り合いの整体師に聞いた、いつでも簡単目覚ましを紹介します。
親指を除いた左右の4本ずつの指を耳の上、こめかみ後ろの側頭部に添えて少し強めにグイグイと円を描くようにマッサージをします。10秒ほどで、あら不思議!パッチリ目が覚めます。
私は運転で眠くなった時の信号待ちなどでよくやっています。周りからは薄毛対策マッサージっぽく見えますが(笑)
さて、少し前になりますが、「太陽光エネルギー飛行機で世界一周達成」なんてニュースが飛び込んできましたね。まだ記憶に新しい方もいらっしゃるのでは?
「ソーラーインパルス」かっこいい名前ですね。
【2015年3月9日にアラブ首長国連邦アブダビのアル・バティーン・エグゼクティブ空港を飛び立ち、2016年7月26日に一周を終えた。】
ということでおったまげーました。
なんでそんなに時間が掛るのかな?なんて思った方もいると思いますが、途中でメンテナンスやトラブルがあったり。スピードも 離陸速度は 35 km/h、最高速度は140 km/h、巡航速度は90 km/h (夜間は電力節約のため60 km/h) ということです。
え!そんなに遅い速度で空を飛ぶことができるの?と思ったのですがこの大きな翼に対して超軽量。約2000kg!
これで軽いの?軽いんです。ジャンボジェットが約400tにたして約2tですからね。我が家の車が約1700kg(1.7t)ですからほぼ同じ。
気になるエネルギー源。太陽光パネルが単結晶66kwシステムに、動力はモーター。それを動かすのが13kwのリチウムイオン蓄電池4台(52kw)。
私は意外と小さい容量だと思ってしまいました。太陽光パネルは蓄電容量に合わせたのかと思いますが、動力源の蓄電池容量の方です。電気自動車で有名な日産のリーフで24kwもしくは30kwの蓄電池が搭載されていますので、その倍ぐらいの蓄電容量で空を飛べちゃうんですね。
ちなみに一般住宅用蓄電池ですと約8kwぐらいのシステムが多く設置されています。詳しくはスタッフまで(笑)
操縦士はスイスのベルトラン・ピカールさんとアンドレ・ボルシュベルクさん。
今回のお話。沢山伝えたい事があるのですが、詳しくは自分で調べてください<(_ _)>(笑)
以下、ピカールさんの世界一周達成後のコメント。仕事柄とても響いてしまったので一部抜粋します。
【ピカール : 実は、気候変動は我々の生活スタイルのせいではなく、無駄にエネルギーを消費しているから起こっているのだと分かった。この無駄は、古いシステムや古い燃料を使っているからだ。車のエンジンや暖房に化石燃料を使い、古いタイプの電球を使い、送電システムも古い。これら全てで、毎日の生活において50%もエネルギーを無駄に消費している。それをクリーンテクノロジーに置き換えれば、50%も二酸化炭素排出を抑えられる。すごいことだ。同時に新しい仕事も増える。
今こそ、クリーンテクノロジーを毎日の生活の中で最大限に使用しなくてはならないし、家庭、工場やオフィス、国内で、世界で、使わなくてはならない。このことを、太陽光エネルギーだけを使った飛行機で飛ぶことで、世界に伝えたかった。
確かに、世界一周飛行という冒険はみんなを魅了した。だが重要なのは世界の人が、冒険を通してクリーンテクノロジー推進に興味を持つようになってもらうことだ。それは膨大な仕事で、コミュニケーション力が重要になり、メディアや政治・産業界と話していかなければならないものだった。】
これを受け、私達のミッションはまだまだ続くのだと思いました。
そして私が一番、心に響き、自分へのポジティブ材料になったこと。
こちらの構想がスタートしたのが2003年。幾多の失敗がありながらも最後に成功を収めた忍耐力。まさに「継続はちからなり」を見せていただきました。
いくら13年かけても成功しなければこんなに大きなニュースにならなかったのですものね。
私も明日からまた気合い一発でございます。ありがとうございます。
最後に
こんな感じに目を覚ましてください。ちゃんちゃん...